この時期だけの花材、水仙で生花のお稽古を。

シチリア旅行の精算が思うように進んでいません。たっぷりのレシートとクレジットカードの明細は英字オンリーなので時間がかかります…。

旅行からの時間も経っているので、「これなんだっけ?」と手が止まることもしばしば。こういうことは早めに手を付けておかないといけませんね。

そんな理由からシチリアの〆が遅くなりますので、今回はまたお花のお話。

先週末、かなり久しぶりに水仙のお稽古をしました。

水仙は生花(しょうか)のお稽古では避けて通れない、ちょっと難易度の高い花材です。気品ある水仙を美しく見せるため、生ける前に下準備があり、花器に入れてからは極力少ない手数で完成まで持っていかねばなりません。

今回も基本の二株(ふたかぶ)生けを。

生花正風体

先生の手直し後の写真ですので、美しい姿です。

わたくしは葉をいじりすぎてクタクタにしてしまい、一度すべてを崩して下準備からやり直したのですが、そもそも基本の「型」が崩れていたので何をどうしてもダメな状態になっていました。とほほ。

水仙は冬の限られた時期しかお稽古できない花材なのですが、それでも年に 1 回は生けておかないと腕が落ちますね…。

わたくしは水仙の中でも写真のようなニホンスイセン(日本水仙)が好きです。

ニホンスイセン

ちょっと首をもたげて可憐に咲く、雪景色によく似合う白い花。キリリと、でも甘く、そして強く香るさま。小さな花なのに、少し離れたところからでも届いてくる、その香りの強さに驚きます。

水仙の花の匂いは本当に好きでして、とりあえず香りをこっそり確かめるところからお稽古を始めます。笑

そして意外なのが原産地。中国が原産かと思っていたのですが、実際はヨーロッパや北アフリカ。ただし、ニホンスイセンは中国から伝来したといわれています。

可憐に見えて実は毒性が強い、という一面も持ちます。食べることはまずないと思いますが、お気をつけあそばせ。

美しいものは何かを隠し持っているものなのかも、と思わせる花のひとつ、水仙。

家には水仙を生けるのにふさわしい花器がない状態なので、夫のお稽古分もまとめて花びんに入れて寝室に置いています。ドアを開けて部屋に入るとふわっと品よく香るので、ちょっと贅沢な気分になれて幸せです。