巨匠の絵を独り占めしたメッシーナ、もっと知りたくなった街ミラッツォ。

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パレルモを後にしたわれわれがまず向かったのはメッシーナという街。メッシーナでの目的を果たしたあとはミラッツォという街に向かい、一泊しました。

ちなみにメッシーナとミラッツォはここ。

パレルモからメッシーナへは、シチリア島を西から東へ横断するかのような大移動でしたが、夫の攻めの運転の甲斐あって午前中のうちに到着しました。

そういえば、パレルモからメッシーナへの道中は、海あり渓谷ありの絶景だったとは夫談。わたくしも薄らぼんやりと記憶にはあるのですが、なにぶん爆睡しておりまして。てへ。

それ以外にも、車を停めて写真を撮りたいと思わせる絶景ポイントが高速道路を走行中にちょこちょことありました。高速道路は走りやすいし景色はいいし、ドライブにはほんと、おすすめです。d(・∀・*)

で、メッシーナでのお目当てはここ!

州立美術館

州立美術館です。

今回の旅の目的のひとつである、カラヴァッジョの絵画鑑賞コンプリートですが、シチリア島にあるカラヴァッジョの絵は 3 点。

ひとつはシラクーサで堪能、残る 2 点はこの州立美術館に展示されているのです。

今回は近くに駐車場を発見しまして、しかもお昼の時間帯で無料でして、ややこしいことになる前に観てしまおう!という話に。

そしてやってきた州立美術館。

平日のお昼近くとはいえ、誰もいない…。いや、人はいたんですが、みんな美術館の人みたいで。貸し切り状態での鑑賞となりました。

ちなみに美術館ではひとり 8 € を支払いました。

敷地はかなり広く感じたものの、館内はさほど大きくない造りになっておりまして、あまり興味のない展示物はさらさらーっと鑑賞。目的のカラヴァッジョの絵が展示されている第 6 室へとやってきました。

というわけで、どん。

羊飼いの礼拝

『羊飼いの礼拝』という絵です。絵画の大きさを分かりやすく示すため、夫付きの写真。夫は顔出してもいいよと申しておりましたが、妻のわたくしにはまだそのような勇気はございません。

で、こちらの美術館はフラッシュを使用しなければ撮影 OK です。

フランスのルーブル美術館やオルセー美術館も同じように撮影 OK (やはりフラッシュはダメ) でした、そういえば。そして、こういうことがとても嬉しく感じます。撮っておくと、いい記念になりますので。

それにしても、実物はやっぱりイイ!足を運んで本当によかった~。

羊飼いの礼拝

今にも動き出すんじゃないかってくらい、生々しさを感じる絵でした。特に、頭がツヤツヤしているおじさん。

どういうシチュエーションなのか分かりませんけど、赤ちゃんしか眼中になくて人の話を聞いていなさそうな女性の様子も好きです。

もう一枚は『ラザロの復活』という絵。『ラザロの蘇生』というタイトルの場合もありますが↓

photo by 夫

photo by 夫

不気味なほどの生々しさ。

なんでも、カラヴァッジョはこの絵を描く際に本物の死体をモデルに持たせ、怖がるモデルを剣で脅しながら描いたのだとか。

実話かどうかは分かりませんけど、そんな話がついてまわることに納得してしまうようなリアルさがありました。

ただ個人的には『羊飼いの礼拝』のほうが好みでして、そちらを長く鑑賞しておりました。

このカラヴァッジョの絵がある第 6 室だけは造りが立派というか、カラヴァッジョの年表パネルなどもあり、特別室という感じ。

photo by 夫

photo by 夫

この部屋にはこの 2 枚の絵のみ。写真に写っていない壁側に年表などのパネルがあります。

夫のカメラの性能が抜群で明るい部屋のように見えますが、実際はもっともっと暗い部屋です。絵を守るためでもある暗さなのでしょうけど、全体的に重い色調の絵なので、もう少し明るい部屋で見たかったかな。

客はわれわれだけでしたので、思う存分カラヴァッジョの絵を堪能することができました。

その後、中途半端な時間と飲食店の少なさに辟易としつつ、ようやく見つけたパン屋さんで買ったパンをかじってお昼としたわれわれはミラッツォへ。

ミラッツォの街はこれといった目的はなく、宿泊するために訪れた街。とはいえ、ただ宿でぼーっとしているのはもったいないので、チェックインと軽い洗濯を済ませたあと街の散策へと繰り出しました。

なんだか可愛らしい色合いの街並み。

ミラッツォ

この街に住む子供たちに中国人と間違われてカチンときましたが。

わたしは日本人だ!と主張するのも大人げないし、そもそも言い方分からないし。とほほ。

港のあたりも景色がよかったです。

ミラッツォ

やはり夕方になると羽織り物が欲しくなるような温度の下がり方。喉も渇いて何か飲みたくなったので、近くのカフェなのかバールなのか、のお店へ。

パレルモのジェラート屋さんで味を占めたので、今回もホットミルクを注文。連日のワインとがっつりとした食事で胃に負担をかけているので、牛乳の優しさが体に染み渡ります。

牛乳が「ラテ」であることは理解し、使えるようになったのですが、レジのお姉さんに「ホット」が通じなくて焦りました。近くにいたお兄さんが察してくれて助かりました。ほっ。

ちなみにイタリア語では “caldo”(カルド) というらしいです、ホットのこと。

体を温めたあと、さらに散策。

ミラッツォ

舟カッコイイ。画面中央に小さく小さく月が写っているの、分かりますかね?

ほかには、ワインショップにも行ってみたりと、うろうろしていたらいい感じで夕食の時間。

ミラッツォで有名だという(夫談)トラットリアに行ってみることに。道すがら、先ほどの場所(ふたつ上の写真)が綺麗な夜景となっていたので撮影(夫が)。

photo by 夫

photo by 夫

ほんと、性能いいわね~、そのカメラ。

到着したトラットリアはそれなりにお客さんが入っていましたが、奥行きのある広い店内でまだまだお客さんの座れるテーブルがあり、予約なしで入ることができました。

ボトルのフリッツァンテ(弱発泡性のワイン)を頼み、料理は単品でアレコレと注文。本場イタリアで食べたカプレーゼは絶品でした。

photo by 夫

photo by 夫

この食事の様子も、ワインブログで詳しく書く予定です。その後、こちらにリンクを追加したいと思います。

ミラッツォはなんとなく寄った感のある街でしたが、魅力のあるワインショップやトラットリアがある、といった具体的な魅力だけでなく、ほどよいリゾート感もあってもっとゆっくり滞在したかったな、と。

港のある風景もいいですし、ちょっと落ち着いた街の雰囲気もよかったです。泊まったホテルが良かったというのもあるかもしれませんが。

実は事前購入した書籍やガイドブックには一切解説のない街、ミラッツォ。自分たちだけの楽しみやお気に入りを求めて再訪したい街のひとつです。

ホテルで朝食べたシンプルなブリオッシュもおいしかったな…。(´ω`*)

次はシチリアといえばこのイメージだった!の、タオルミーナ編です。

続く。