※ネタバレ注意
まず最初にお断りです。今回訪れたミツカンミュージアムは、いろんな趣向が散りばめられ、驚きをもって体験してもらいたい!という思いの伝わってくる施設でした。
予備知識なしで行って正解だったなぁ、というのがわたくしの感想です。もし実際に行かれる予定などがあれば、この記事を読まずに足を運ばれることをおすすめします。
では本題。
ミツカンミュージアムは、ミツカン(株式会社 Mizkan Holdings)の本拠地である、愛知県半田市にあります。ミツカンのお酢づくりの歴史やこだわりを学べる体験型の博物館で、愛称は MIM (ミム)。
5 月の終わり頃、素敵な結婚祝いをわれわれ夫婦にプレゼントしてくれたぶんちゃんへ、お礼のひとつとしてミツカンミュージアムにご招待。まあ、われわれも初めてなのですが。
ぶんちゃんのお祝いはこちら。
その節は本当にありがとう◎
で、ミツカンミュージアムは完全予約制になっており、1 ヶ月くらい前…かな、事前に予約しておきました。その時点で予約が割と埋まっており、人気なんだ!と驚いたのを覚えています。
当日は最終の見学時間で、その前の時間はほぼ満席のように見えました。当日はちょっと暑かったけれど気持ちよく晴れた観光日和だったので、より人出も多かったのかもと思ってみたり。

photo by 夫
施設は 2015 年 11 月にリニューアルオープンしたところなので、まだピカピカ。静けさと迫力のある佇まいです。
ツアーの所要時間は 1 時間と少し。公式サイトでは 90 分との表示になっていますが、体験エリアは早く切りあげることも可能です。d(・∀・*)
入館料は大人 300 円で、1 回のツアーは最大 25 人。われわれのときも最大人数いたような気がします。構成は、家族連れとカップルが多く、お年寄りの団体も見かけました。
館内は 5 つのゾーンに分かれており、案内に従ってぞろぞろ移動しながら見学します。
江戸時代のお酢づくりを再現した場所では、
現在の工場の様子をたらいの中から覗けるとか。
別の場所では、お酢の種類で香りがまったく違うのを体験できるとか。
言葉で説明するのは難しいのですが、本当にどれも香りが異なります!穀物酢と純米酢あたりは似たような香りだろうと思っていたので、カルチャーショック。
別のゾーンでは、江戸時代に使っていた長さ 20 メートルの舟を再現し、

photo by 夫
プロジェクションマッピングしちゃうとか。
この後は実際に乗船し、舟の甲板で江戸時代のお酢を運ぶ様子をスライドで鑑賞。
こんな感じで、工場を覗きこむための桶だとか、舟を実物大で再現してしまうとか、スライドを映す画面の大きさだとか、とにかくひとつひとつの規模が大きい!
そんな中、個人的にツボだったところを大小合わせてご紹介。
ひとつめは、夫が発見「寝かせてます」展示。

photo by 夫
じわじわくる。
お次は、舟のあるゾーンに展示されている、

photo by 夫
レトロなグッズ。かわいい。ほしい。
最後は、すごくサラーッとした案内で終了、通路的な扱いだったけれど、実はとてもよい撮影スポットだと思う、
『風の回廊』。
半田といえば山車祭りが見どころのひとつなのですが、その際に目印ともなる各地区の紋というのでしょうか、それをあしらった暖簾のような幕が静かに展示されています。壁側には半田市の昔の写真。
この回廊の雰囲気がとてもよく、絶好の写真スポットだと思うのですよ。人の少ないときを狙って撮ってみたいものです。
最後は、小さな映画館のような部屋に移動。これまでとこれからのミツカンの取り組みをまとめたムービーを 15 分から 20 分ほど鑑賞しました。
ムービーは、ずっと企業 CM を見ている気がしてちょっと居心地が悪いといいましょうか、なんだかむずむずする部分もありました。映像自体はうっとりするほどの美しさだったことを付け加えておきます。
その後は、ミツカン商品 2 種を試飲し…

photo by 夫
圧巻のお寿司!もちろん食品サンプルですが。
フロアが体験ゾーンのようになっていて、お寿司の知識を学んだり、お寿司を握る体験ができるようになっています。小道具・大道具を使っての、撮影スポットも随所に。写真のお寿司も人気の撮影場所でした。
あ、このフロアでオリジナルラベルの「味ぽん」を作ることもできます。その場で写真を撮って、それがラベルに加工されるイメージ。結構人気のようで、何組か “My 味ポン” を作られていました。
その後は、ショップをふらふら。見学時に試してみたいと思った、昔のお酢を自宅用に購入後、施設をあとにしました。ぶんちゃんにも楽しんでもらえたようで何よりです。
最初は「なぜ完全予約制で、しかも予定所用時間もたっぷり…そんなに見どころあるの?」と思っていたのですが、実際に見学することで納得できました。
案内もとても丁寧で分かりやすいですし、スタッフや館内の随所からお客さんを楽しませよう!という意気込みのようなものが伝わってきます。
とにかく「ただ見て終わり」ではない「体験すること」をふんだんに取り入れた、最新型の見学施設だと感じました。これで 300 円ならお得だな~と思います。いやらしい話ですが、とてもお金をかけて作られているように感じますし。( ̄m ̄*)
また誰かを連れて訪れたい、そんなスポットのひとつになりました◎