
もう秋なのに、な題名ではありますが。
春頃、pekkaりんからのプレゼントに合わせて淡水パールのネックレスを作りました、ということを書きました。
この中で、実はもう次のネックレスも完成しています、とも書いておりまして、今回はそのことについての備忘録です。興味がございましたら、お付き合いくださいませ。
チェコビーズも美しい…!
淡水パールの魅力に気づいてネックレスを作り始めたわけですが、淡水パールに合わせるための材料を探しているとき、チェコのガラスビーズの魅力にも気づいてしまいました。
チェコ共和国の名産品であるチェコビーズの歴史も気になって少し調べてみたところ、オーストリアを本拠地とするスワロフスキーの創始者もチェコ生まれと知りました。
伝統があって職人も多いのかな?日本と共通することもあるかもしれない、とチェコという国にも興味を持つようになりました。
子供のころに大きなプラスチックのビーズで遊んだ記憶もあり、ビーズというと子供のおもちゃ、子供の遊び、子供っぽいもの、と思っていたわたくし。
ですが、チェコビーズの様々な色やデザインを知るにつれ、うまく使うことができれば大人でもセンスよく身に着けることができるのだろうな、と考えるように。
ついでに言うと、トーホーやミユキといった日本企業のシードビーズが海外でとても人気があることも知りました。
粒や穴の大きさが揃っていて使い勝手が良いのだそうです。日本人のきちっとした性質や技術が認められている証だなぁと嬉しく思っています。
pekka 新作イヤリングのお取り置きと、レモンイエローのネックレスができるまで
今回は春のおでかけ用にレモンイエローを基調とした爽やかなものを作ろうと考えていました。
そんな折、pekkaりんが新作のイヤリングをインスタグラムに投稿しており、それがこれまたイメージにぴったりの色合い。

すぐに連絡してイヤリングをお取り置きしてもらい、ネックレスはそれにも合うよう仕上げることにしました。
今回の主役に選んだのは「メロン」と呼ばれている、球体に筋が入った形状のチェコビーズです。東京の貴和製作所で購入したもので、黄色や緑色がとても爽やか。
そのメロンビーズにしっくりきたメタルパーツを間に入れ、春らしい色合いに合わせて天然石も用意。マスカットのような軽やかで明るい色が特徴的なプレナイトにしました。
なお、丸いメタルパーツは別件でチェコビーズを購入したときにおまけでいただいたもの。余すことなく使い切ることができて大満足です。
そして「どこかに淡水パールを使いたい」というこだわりがあるので、ポテトと呼ばれる形の白い淡水パールをネットで注文。
サイズは2~4mmと小さく、粒の揃ったものを選びました。メロンビーズやプレナイトの邪魔にならず、でも存在感は発揮できるように配置を考えました。

レモンイエロー、淡い黄緑色、パールの白、メタルパーツと金具のゴールドと、明るい色ばかりなので差し色が欲しいな…と選んだのは黒。
TOHOスリーカットビーズの黒色に、パーツクラブで一目惚れして買ってあったオオハシのチャームをポイントにしてアシンメトリーな仕上がりになりました。
素材選びももちろんですが、細かな配置を考えるのにもかなり時間を割いています。プレナイトの横には透明なシードビーズ、パールの横には不透明なシードビーズを使うなど、細かい所にも気を使っていますが…自己満足ですね。笑
そんなわけで完成品。

なんとか大人でも使える仕上がりになっているかな、と思っています。
こんな風に使う予定 & 使ってみました
年が明けてから、春のために!と張り切って作ったはいいものの、突然のコロナ騒ぎで春はおでかけできず。
じゃあ夏に使おう!とコーディネートも考えていたのですが、夏も出番はなく。
先日、そろそろ秋を感じるこの時期にようやく身に着けて外出できました。
ちなみに、考えていた夏のコーディネートはこんな感じ。

マーブルシュッドの刺繡カットソーに合わせて。
先日のおでかけでは、ルーマニア製のちょっと厚め素材の青いカットソーに合わせました。

ネックレスの長さは 40 cm 弱。かなり短めに仕上げてあり、チョーカーのように使っています。
たまにしか出番はありませんが、とても気に入っています。目下の心配事は、メタルパーツがいつかくすんでしまいそうなことでしょうか…。
最悪の場合、ばらしてパーツを変えて組み直すこともできるので、それまで大切に使おうと思います。
それでは!