先日、ふと外へ飛び出してみたくなり、ふらりとお出かけをしてきました。
いつかこのブログでお気に入りスポットとして記録しておこうと思っていた場所です。
訪れるのは 2 年ぶり 3 度目。…甲子園みたいですね。笑
お出かけしたこの日は天気にも恵まれて、短時間ではありましたが、充実したひとときを過ごすことができました。
知多半島の隠れ家的なお気に入りスポット、杉本美術館
訪れたのは杉本美術館。愛知県の知多半島にある小さな美術館です。
2017 年に、こちらのブログでさらっと触れております。
杉本美術館は、杉本健吉(※)画伯自身の作品の寄贈を受けて設立されました。ちなみに、ご本人も美術館作りに携わっていた様子が館内の展示で拝見できます。※「吉」は、本当は上の棒が長い人名漢字。
杉本画伯は名古屋生まれで、美術館は 1987 年(昭和 62 年)に開館。
画伯は、名鉄パノラマカーや名鉄タクシーの車体色、名古屋市営地下鉄や青柳ういろうのロゴ、常滑市の市章などなど、多種多様で著名なものをデザインされています。
今回、名古屋鉄道の株主優待券が手に入ったのでこれを使いまして、入館料金 900 円が半額の 450 円になりました。これはお得!
(駐車場で写真を撮る姿はちょっと怪しかったかもしれない…。)
ジブログ。でも書いたのですが、出入口の重厚な扉、そのデザインがとても好きです。「杉」の文字と、それをアレンジしたようなステンドグラスがとても美しいと思います。
デザインも生業としていた画伯らしさがにじんでいるような気がしますね。
で、今回のテーマはヨーロッパ。
館内はこじんまりとしていて、特別展とはいえ、作品数はそこまで多くはありません。デッサンをそのまま作品としているものも多数あります。
前回、前々回はほぼ貸し切り状態で、美術館の運営は大丈夫なのだろうかと、わたくしのような個人が危惧するほどでしたが、今回は数組のお客さんがいてほっとしました。
常設展示は杉本画伯の年表が作品と共に並べられているもの、壮大なスケールの曼陀羅や、ふっと笑みがこぼれるユルさのある立体作品の置かれているものなど、複数の部屋での展示があります。
常設展示のすべてを覚えているわけではないので、毎回少しずつ新鮮な気持ちで観ています。笑
また、杉本美術館では休憩室でお茶をいただくことができます。それが目的のひとつでもあり、お気に入りポイントのひとつでもあります。
今回のお菓子とお抹茶。
特別なイベントというわけでもなく、美術館でお抹茶を飲めるというのはめずらしいと思うのですが、いかがでしょう?
ちなみに、前回訪れたときのお茶代は 200 円、今回は 300 円でした。値上がりしたようです。
また、前回は波まくらという知多半島で有名なお菓子でしたが、今回は初めてのなぎさ餅という和菓子。まあでも、わたくしが知らないだけで、この辺りでは有名なお菓子屋さんなのかもしれません。
ほどよいあんこの甘さともっちりとした食感で、とてもおいしくいただきました。
なお、波まくらは櫻米軒、なぎさ餅は紅月軒というお菓子屋さんで販売されています。
花より団子とは言いますが、おいしいお茶とお菓子をいただきながら眺める景色もセットでお気に入りです。
この日は雲一つない絶好の行楽日和で本当に良い眺めでした!ただ、個人的にはこの光景に太陽光パネルは余分だな、不要だなと思うのですが、できてしまったものは仕方ないですよね(偉そう)。
タイミングが良ければ赤い名鉄電車が横切るところを写真に収められるのですが、カメラを用意している間やお菓子を頬張っている間にサーッと行ってしまって撮ることができず。とほほ。
で、のんびりお茶を飲みながら写真を撮っていたところ、お時間があればイベントに参加しませんか?と職員さんが声をかけてくださいました。
そのイベントとはなんぞや?と尋ねたところ、館内に展示されている絵に隠れている犬を 10 匹探す、特別企画「犬(けん)ちゃんを探そう!」というものとのお話。
そういえば作品に犬はチラホラ描かれていたし、簡単だろう、すぐ終わるだろうと思っていたら、特別展、常設展を含めた作品から犬を 10 匹を見つけるのは意外と大変でした。
でもなんとか探して全問正解!ちなみに、同じくイベントに参加していたマダムは途中でギブアップしていました。
で、参加賞は蛍光ペンのセット、全問正解の賞品としてポストカードをいただきました。なんだかすごく得した気分です。
蛍光ペンは名鉄のロゴ入り!
そんなわけで、とても楽しい時間を過ごすことができ、心身ともにリフレッシュできました。
また行きたいと思います◎
杉本美術館の開館情報、アクセスなど
公式サイト : 杉本美術館
所在地 : 〒470-3232 愛知県知多郡美浜町美浜緑苑一丁目12番1号
休館日 : 毎週水曜日(祝日の場合は開館, 翌日休館), 毎月第2火曜日
開館時間 : 9:30~16:30(入館は16:00まで)
入館料金 : 大人個人 900 円など
交通アクセス : 自家用車もしくは名古屋鉄道の利用がおすすめ
※入館料金や交通アクセスについてはこちらをご覧ください。