無垢材の床(無垢フローリング)の長所と短所、選んだ 3 種類とその理由。

無垢フローリング

床については、わりと早い段階からあーでもないこーでもないと話をしていました。

わたくしたちは「自然な木の床の上で暮らしたい」と思ったので無垢材を中心に選びました。

今回は、どんな無垢材を選んだのか、なぜ無垢材にこだわったのかについてまとめます。

内装に使う床材の候補は 4 種類ありました

履き物を脱いで上がる床に敷く素材…この候補として次のようなものがありました。

  • 無垢材(無垢フローリング)
  • 合板(複合)フローリング
  • クッションフロア
  • フロアタイル

目的や用途によって敷き分けるのが一般的なのかな、と思います。それぞれに得意とする機能、メリットやデメリットがあります。

わが家でもいくつかの床材を使いますが、今回は無垢材(無垢フローリング)にのみ、触れていきます。

無垢フローリングと合板フローリングの違い

ちなみに、無垢フローリングと合板フローリングはどう違うの?というと、断面を見れば一目瞭然です。

無垢フローリングと合板フローリング

画像出典 : 無垢フローリング・床材の種類や特徴|自然素材の基礎知識

一枚の板でできているのが無垢材(無垢フローリング)、複数の素材からできているのが合板(複合)フローリングになります。

無垢フローリングの長所と短所、特徴や価格について

前提として、夫もわたくしも、畳や木の床の生活に慣れています。

一方で、現在の賃貸マンションの床はまるでコンクリートの上に木目のシートを敷いたかのようなとても固くて冷たいもので、その質感に違和感があります。

ですから「木などの自然素材に触れて暮らしたいよね」という意見はすんなり一致しました。

ただ、漠然と木がいいだろうと感じたものの、どんな長所や短所があるのかは分かりません。

そこで、ネットで調べたり、工務店さんにあれこれ質問したり、実際に無垢材のサンプルを取り寄せてもらい、見た目や手触り、硬さなどを確認しました。

それでも足りず、業者さんの木材イベントに参加させてもらったり、大阪の材木店まで足を運んだりして無垢材を見てまわりました。

で、まずは無垢フローリングのいいところ、メリットは

  • 木の質感がとてもよい
  • 香りがよい(木の種類によって香りも強さも異なる)
  • 経年劣化は風合いとなり、年を経るごとに味わいが出てくる

といったもの。何よりも、心地よさ、快適さに強みがあります。

一方で、気をつけたいこと、デメリットとしては、

  • 反ったり縮んだりすることで、歪みが出たり、隙間ができる(温度や湿度で変化)
  • 傷つきやすい
  • 水などが染みやすい
  • 木の種類によってはヤニが出てくることもある

などが挙げられます。

水などの液体に対しては塗装することで、ある程度の対処(防水)は可能です。

ちょっとした傷ならば自分で修復することもできますが、やはり傷はついていくので、そのあたりを「味」として許容できるかどうか、でしょうか。

わたくしたちはまだ無垢フローリングの家に暮らしていないので、どう感じるのか分かりませんが…。

そして、手入れの面倒さを挙げる人もいますが、個人的には車と同じだと考えています。

つまり、手入れをすればするだけ綺麗さを保てるけれど、手入れをしなくても生活はできる、そんな風に捉えています。

もちろん手入れをするに越したことはないでしょうが、なにぶんズボラなのでそのあたりはポジティブシンキングで。笑

手入れのしかたは塗装の有無、塗装の種類などで異なります。

木の種類で硬さも異なります

傷つきやすい無垢材ですが、木の種類によって傷つきやすさも変わってくるとのこと。

杉やパインなどの針葉樹よりも、栗や桜、メープルにウォールナットのような広葉樹のほうが硬く、傷つきにくくなります。

ざっくりとですが、

やわらかめの木材 : 松(パイン)、杉、ヒノキ
かための木材 : ケヤキ、栗、ウォールナット、桜、カエデ(メープル)、ナラ

といったところかな、と。

ただ、 1 本の木でも場所によって硬さが異なりますし、例えばヒノキは硬い部類かも…などと迷う部分もあるので微妙なところです。

なぜ針葉樹と広葉樹で違うのかというと、細胞の成り立ちが違うからのようです(大雑把)。

木々

無垢材の床は値段が高いイメージがあるけれど…

わたくしも「無垢フローリングは高い」というイメージがありますし、確かに高いものは高いです。

でも、これまた複雑なもので、一概に高いものばかりとは言えません。(そもそも昔の家って木をふんだんに使っていましたしね…。)

なぜかというと、木の種類にもよりますし、長さや幅の広さ、見た目の美しさで値段が大きく異なるからです。もうほんとピンキリです。

一番高価なのは、節がない、柾目(まさめ)、巾が広くて長い、この条件を満たした一枚板です。(柾目はまっすぐに通る木目のこと。)

木の美しい部分を贅沢に切り出すので、そうなるのも致し方ないかと。

節があったり、板目だったり、色味が混ざっていたり、巾が狭かったり、長さが短かったりすると、どんどん値段は下がっていきます。

また、遠目で見れば一枚板のようだけれども、近づいてみると板をつなぎ合わせているものもあります。

これは「UNI(ユニ)」と呼ばれているもので、短くカットした板を縦方向にくっつけた無垢材になります。これも手ごろな値段です。

さらには、例えば杉は安く手に入る素材のひとつで、わが家の合板フローリングよりも単価が安かったりします。

「言い方は良くないかもしれないけれど、質を問わなければいくらでも安い無垢の床材はある。」とは工務店さんの言葉です。

ですので、無垢材は高い、というのは間違いではないけれど、そうでない場合も多々あるよ、ということなのです。

わが家で使う無垢フローリングは 3 種類

わが家ではフローリング、外壁、カウンター、机などで無垢材を使っています。柱や梁(はり)も。

そのうち何種か数えてみたいと思いますが、とりあえずは無垢の床になるのは以下の箇所。

無垢フローリングを貼る箇所とその種類

分かりづらいかもしれませんが、罫線の縦・横の方向は板を貼る方向を示しています。

基本的に、辺の長い方向に沿って板を貼ります。見た目がかっこよく、部屋が広く見えるからかな、というのはわたくしの推測です。

メインとなる栗(クリ)と、寝室の樺桜(カバザクラ・以降”樺”と呼びます)は先ほど話に出た「UNI(ユニ)」のタイプ。玄関の樺は一枚板にしました。杉(スギ)も一枚板…だったはず。

リビングと仕事室に貼る栗の雰囲気は和風寄りで、男性らしいイメージ。シャープで引き締まった印象になりそう。

固いしカッコイイしで夫がこれをイチオシ。わたくしも異論はありませんでしたので、すんなり栗に決まりました。

この写真が実物に近いかなと思います。

栗(くり)

画像出典 : 栗/チェスナット|無垢フローリング販売の前田木材株式会社

ちなみに、夫の書斎が「ミックス」となっているのは、残った床材を寄せ集めて貼ろうとしているため。

栗の部分が多いとカッコイイよね~なんて話していたのですが、栗の余りはほとんど出ず、杉を拒否したため、巾の違う樺を交互に貼っているところです。笑

玄関と寝室の樺はこんな感じが近いかな。

樺桜(カバザクラ)

画像出典 : 東北カバ桜(サクラ・バーチ)無垢フローリング Aグレード[艶消しUVクリア]|無垢フローリング床材の専門店キャスオンラインショップ

玄関は人目につきやすい箇所なので、見栄えが良くて巾の広いもの、そして節も少ないものにしました。

寝室は玄関よりも巾は狭いものに。節が多いとうるさく感じるので、こちらも節は少ないものにしました。

樺は栗よりも木目が目立たず、色は白、もしくは赤寄りで優しい印象になります。栗よりは柔らかい木になりますが、明るく優しい雰囲気は玄関と寝室に合うと判断。

ちなみに寝室はパインもいいかな、と考えたのですが、夫が難色を示したこと、パインは蜜つぼがあってヤニが出てくることもある、ということで使わないことにしました。

パインの白っぽい色合いが好きで、価格も無垢材の中ではお手頃だったのですが、夫いわく「ものによっては安っぽくみえる、それに柔らかい」そうです。まあ確かに柔らかいし、どちらかといえばカジュアルな雰囲気になりますよね。

また、樺に塗装をしたものも見せてもらいました。サラサラの質感と、やや照りのある見た目が素敵で、塗装したものもいいなと思いました。

ただ、汚れが付きにくいのはいいものの、何かあったとき自分でメンテナンスできないというデメリットがあるので、塗装なしの樺を選びました。

納戸と 2 階の廊下部分は三河杉(ミカワスギ)で。その名の通り、愛知県の三河地方で採れる杉です。

下の画像が実物に近い風合い。

杉(スギ)

画像出典 : 【9月1日発売開始】「天竜スギ」の無垢フローリング 2016年 08月 | 無垢フローリング・無垢材・無垢内装材|マルホン

節が多く、赤味も強く出て、ちょっと見た目がうるさく感じます。また、杉は柔らかく傷つきやすいとのこと。でも、とてもよい香りがします(夫には香りが強すぎるとのこと)。

年数が経てば色も香りも落ち着くということなので、それを待とうと思います。

三河杉は「秋田杉」「越後杉」「天竜杉」などのようなブランド杉(?)ではないので、お値打ちなのに質はいいそう。

柔らかい木は足に当たる感触も優しいので、どんな風になるのか楽しみです。

以上の無垢フローリングはすべて無塗装のものを貼り、オイルのみで仕上げます。

オイル塗装をした無垢材の普段の手入れは特にないとのこと。水拭きをあまりしないようにすることくらいでしょうか。

ただ、何年かに一回はオイルを塗って手入れをするのがベストとのこと。貼られる面積が広いですし、ズボラですし、手入れできる(する)かはなんとも言えません。汗

次回は合板フローリングについて書きたいと思います◎

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