暮らし始めて 3 ヶ月弱。いまだ収納と格闘しつつ、また、快適に暮らすにはどうしたらよいかと試行錯誤しつつ、新しい家での生活がようやく板についてきたかな、そんな日々です。
すこしずつ余裕も生まれていますので、いえづくりの続きもまとめていきたいと思います。
ショールームへ足を運んだ 6 つのメーカーの感想、ドアを決めた手順
お風呂 → 玄関サッシ → 窓 → 床材 と決めてゆき、次は内装ドアです。これもまた難儀しました。
ドアも重要な建具のひとつですが、普段は「あって当たり前」なものであり、毎日うっとり眺めたりもしませんし、なんというかわたくしにとっては空気に近い存在でした。
部屋数は多くないからすんなり決まるかな…と思っていたのですが、甘かったです。
ドアの種類はどうするか、メーカーはどこにするか、いやまて、そもそも特殊なドアの場合は作るしかない、色はどうする、素材はどうする…、考えれば考えるほど、ショールームを巡れば巡るほど悩む結果に。
まずは、ドアの種類を明確にし、メーカーで用意できるもの、建具屋さんに依頼するものを分けました。
そして、内装ドアのショールームは ウッドワン、リクシル、三協アルミ、パナソニック、ノダ、ダイケン を見てまわりました。(リンク先はメーカーの Web サイトになります。)
わが家がメーカーの内装ドアに望んだのは、
- 価格がお手頃であること
- それでも、安っぽく見えないこと
- 部屋全体としてまとまってみえること、不自然でないこと
の 3 点です。
以下、わたくしの感想です。各メーカーについて簡単にまとめました。
メーカー | 感想 |
---|---|
ウッドワン | 無垢材を使用するピノアースシリーズが素敵!だが、値段が高い。 |
リクシル | 種類が多い!機能が追加価格になる分、ベースは安い。 |
三協アルミ | かわいらしいデザインが特徴的。わが家としては、好みのものが見つからず。 |
パナソニック | ほどよいサイズでガラスを使うドアが少なく、小窓はアクリルが多い。 |
ノダ | 本物そっくりの木目に驚く。かなり存在感のあるドアが多い印象。 |
ダイケン | あまり種類がなく、好みのものが見つからず。 |
最初に訪れたウッドワンのショールームで、ピノアースシリーズのドアに使われているチェッカーガラスに「かわいい!洗面所のドアに使いたい!」と一目惚れ。
でもチェッカーガラスを選ぶと値段がぐっと上がる…ただでさえピノアースシリーズは高いのになぁと。
また、ドアの色がカラフルで部屋のアクセントになりそうなものばかり。センスのある人が使えば問題ないのでしょうが、わたくしにそんな自信はなく…。
最近はこういったクラフト系といいましょうか、ペイントが特徴的なドアが流行りのようですね。
パナソニックでも発売されましたし、最近では三協アルミも似たテイストのものをリリースしています。若い世代向けかな。
わが家は自然な見た目、無垢の床になじむ見た目にもこだわったので、木目が美しいノダのドアもかなり迷いました。
ただ、はっきりとした木目、かつ、ドアは面積が広い…そんな理由からノダの扉は床よりも目立つかもしれないね、という話になって却下となりました。
また、夫はドア側面の “巻き” にもこだわっていました。シートが切りっぱなしになっていて「いかにも合板です、シート貼りました」という安っぽい雰囲気が嫌なんだそうです。
細かいところまで気にしながらあれこれ見てまわり、総合的に考えて、メーカー品はリクシルをメインに考えつつ、パナソニックも取り入れることにしました。
次の項でリクシルとパナソニックの決め手についてまとめます。
リクシルとパナソニックの内装ドアあれこれ
ところで、いえづくりの記事に関して今までわたくしお手製の拙い間取り図を使って説明していたのですが、いよいよ事足りなくなってきました。
そこで、実際の図面をスキャンして載せることにしました。
準備の際、最終図面なのになんか更新されていない部分があるなと気づきつつ、内装ドアに印をつけました。
左が 1F, 右が 2F です。赤い丸は建具屋さん、緑はリクシル、青はパナソニックの内装ドアになります。
建具屋さんにはいろんなものを作っていただきましたが、今回は室内ドアのみを羅列します。箇所としては、トイレ、リビング出入口、2F の夫の書斎になります。(夫の書斎、間取り図では大人の事情で納戸扱いとなっています。)
建具屋さんのドアはかなり特殊で、書きだしたら止まらなくなりそうなのであらためて。今回はメーカー品についてのみ、記録しておきます。
リクシル
リクシルで選んだのは寝室、洗面所、2F の洋室、そして階段兼収納の扉になります。
すべて「ラシッサS」から選びました。というか、リクシルは種類が豊富すぎていまだに理解できていません。ショールームでスタッフさんについてもらって説明を聞いたはずなのですが。汗
ドアデザイン、ドアの色、ガラスの種類、取っ手(ハンドル、ドアノブ)、取っ手の色…と組み合わせていくと、もう何が何だか、となってしまいます。
でも当初の目的通り、わが家ではシンプルなものに落ち着きました。
まずは洗面所。チェッカーガラスのついたこちらのタイプを選びました。
リクシルさすがだな、と思ったのはチェッカーガラスをはじめ、ガラスの種類も豊富なこと。全部で 6 種類ありました。
さらには、どのガラスを選んでも価格が同じであること。チェッカーガラスはオプションで高いのだろうな、と思っていたので嬉しい誤算でした。
寝室と階段は LAG, 2 階の白い部屋は LAH にしました。
そして、リクシルのドアの色はどれもクリエアイボリーを選択。無垢の床、白い壁を邪魔しないのは白いドアかな、という考えからで、工務店さんにも相談して決めました。
それでも白い木目が主張しないかな?と心配しましたが、部屋にすっとなじんだので安心しました。
なお、階段と洗面所のドアは引き戸になっています。
洗面所は柱が近くにあること、開けっ放しにしていることが多いだろうという理由から。
階段は冷暖房器具の効きを良くするための扉で、こちらも柱が近くにあることや、人が近づいているときにバーンと開けてケガしないように、といったことを考慮して引き戸にしました。
両方とも、下にレールのない吊り戸にしています。強度の面などでのデメリットが言われていますが、使い勝手としてはすごくよい!です。
レールがないので掃除がしやすく、ホコリがたまらないのがいいですね。なにより見た目がとてもスッキリしています。
左に階段、右が洗面室となっており、引戸のレールがなく、フラットな様子が伝わるでしょうか?
なお、片開きドアになっている、リビングと寝室の境目はこんな感じです。
パナソニック
パナソニックで選んだのはリビング収納、納戸、2F 洋室のクローゼットになります。
納戸は片開きのシンプルなドア。ベリティスのシリーズになります。
2F クローゼットは折れ戸で取っ手のないフラットなタイプ、リビング収納は 3 枚連動引戸にしました。
納戸の扉はメープル、収納はしっくいホワイトで。
画像出典 : 商品シリーズから探す:ベリティス | 室内ドア(内装ドア) | 室内ドア・フローリング・収納 | Panasonic
リビング収納は当初折れ戸にしようと思っていたのですが、夫が「この 3 枚連動引戸がいい!」と猛プッシュ。
たしかに頻繁に使うところは引き戸のほうが頑丈そうだし、使い勝手もよさそう、価格も思ったほど高くない…ということでリビング収納には 3 枚連動引戸を使うことにしました。
結果、これが大正解でした!!
思った以上に、というか毎日頻繁に開け閉めするこの扉。軽い力で開け閉めできますし、左右どちらからでも使えますし、なにより、2 枚の引戸よりも間口が広いので物を取り出すのに苦労しません。
3 枚連動引戸、おすすめです。
リクシルとパナソニック、価格や使い勝手を少し比較してみました
価格の違い
リクシルのほうが安いかな、と思っていたのですが、驚いたことにほぼ同じ。まったく同じ価格のドアもありました。
価格体系はリクシルのほうがシンプルで分かりやすく、予算が立てやすいと感じました。
ただ、リクシルにも注意点があります。それは機能がオプションで追加価格となること。
たとえば、最近のドアは静かに閉まるソフトクローズ機能が当たり前のようになっていますが、リクシルではこれがオプションになっており、パナソニックは標準仕様となっています。
わが家はソフトクローズ機能(リクシルでは「ソフトモーション機能」という名称)を追加し、その状態での価格がパナソニックのベリティスとほぼ同じになりました。
オプションをつけなければ、リクシルのほうが安くなるということですね。
見た目
好みとしか言いようがありませんが、双方に満足しています。
質感
木目調の扉については、パナソニックは「するする、サラリ」とした質感、リクシルは木目に合わせた凹凸がついており、ややザラついた、より木材に近い質感になっています。
収納扉で選んだマットな質感については、リクシルよりもパナソニックの手触りが好みでしたので、パナソニックに決めました。
ドアストッパー
2 社とも標準のものをつけました。これはリクシルのほうが使いやすいな、と感じています。2 社ともオプションではありますが、スタイリッシュで便利なストッパーがあるようです。
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というわけで、主にリクシルとパナソニックの内装ドアについてまとめてみました。これらは 2018 年 12 月時点での情報となりますが、少しでもお役に立てると嬉しいです◎