
毎月一回は更新したいと思っていたのに、4月も終わって5月の中旬ですね。とほほ。
さて、前回はキッチンの「こうして良かった!」をまとめただけでとても長くなってしまいました。
今回は、造作キッチンのどんなところをオーダーしたのか、細かな部分を中心に、そして後悔した点についても書きたいと思います。
細かなオーダー、使ってみて数点の後悔
細かくカスタマイズした部分が使いやすい
せっかく好きなようにできるので、既製品にはないものを実現し、既製品の良い所は取り入れてみたいと思いました。
汎用的ではないかもしれませんが、自分たちの使いやすさを目指して次のような所に気を配りました。
- シンク下にゴミ箱は使い勝手も見た目も良い
- 洗剤とスポンジにも定位置を
- 米櫃(こめびつ)の収納
- 水切りかごの置き場所
- 引き出しの取っ手をタオル掛けに
- フックなども作ってもらった引き出し
- ステンレスの板と強力磁石を使った調味料置き
以下、ひとつずつ解説します。
シンク下にゴミ箱は使い勝手も見た目も良い
実家でも賃貸でも、ゴミ箱の置き場所というものをずっと考えていました。
毎日使うので、使いやすい場所に置きたいけれど、できることなら視界から隠したい…。
どこの国かは忘れましたが、キッチンの足元に置き、扉まで付けて存在そのものを見せないようにしている写真を見たことがあり、いいアイデアだなと感心したことを覚えています。
そこで、ゴミ箱の配置を含めてキッチンのショールームを観察しましたが、なかなかしっくりくるお手本はありませんでした。
同時に、生ごみについてはディスポーザーも考えましたが、設置場所が決まらなかったこと、その前にディスポーザーについてしっかりと検討することができず見送り。
それから、シンク内に置いた水の滴るゴミは軽く水気を切ってあと直接ゴミ箱へ捨てたいと考えていました。
最終的にはシンク下を何もない空間にしておき、そこへゴミ箱ふたつをすっぽり収めることにしました。
もちろん、ゴミ箱は足で開閉できるタイプです。使い勝手がよいので満足しています。

洗剤とスポンジにも定位置を
ゴミ箱同様、見た目はアレだけど頻繁に使うからどこに置いたものか…となるのが洗剤とスポンジだと思います。
見た目はある程度加味するものの、使い勝手が最優先。あらかじめサイズを考えてシンクをえぐってもらうことにしました。
洗剤もスポンジもいくつかの種類を置きたいので、それぞれの場所を左右に作成。
こちらも邪魔にならず、なんとなく収まりもよく、何より使い勝手がよいので満足しています。

米櫃の収納、しっかり考えました
今のところ、わが家はごはん派です。平日の朝はいつも炊き立てのご飯を食べています。
だからちゃんと考えないといけないなぁと思って頭を使ったのがお米の収納。
お米を量りやすく、かつ、邪魔にならない場所はどこだろうと考えて、食洗機の下に引き出しを作ってもらったところ、これが偶然にも使っているタッパーがぴったり、気持ちのよい収まり!
空間の体積を大きく取るうえに重いので、床に最も近い位置で安定感もあります。そしてこちらもまた、使い勝手もよいので満足しています。

引き出しの取っ手をタオル掛けに
台所ではタオルの置き場所も気になるものです。
頻繁に使うし、水気を含むからカビないように通気性をよくしておきたいし、かといって掛け方によってはだらしなく見えてしまうので困りもの。
台の上などに置きっぱなしにするのもどうかと思うし…。
ということで、ありがちですが引き出しの取っ手をタオル掛けにできるものを選びました。
見た目の検討段階では、引き出しに取っ手を付けずフラットにしておくことも考えました。
そうすることでキッチンの見栄えはさらに良くなるのですが、取っ手を使うほうが引き出し自体が使いやすいこともあり、やはり機能を優先しました。
フックやかごも作ってもらった、縦長引き出し
空間が余ってしまうのはもったいないということで、縦長スペースも収納にしてもらいました。
縦長スペースができたのはシンク近くとコンロ近くの二か所です。
シンク近くは扉をつけ、ラックを置いてボウルや野菜の水切り器、中華せいろ、大きなバットを収納しています。
コンロ近くは引き出しにしました。パンチ穴の開いた壁にフックをつけられるようにして、かごを設置。
バニラエッセンスや常温保存できるスパイスを収納、小さなフライパンもかけています。
ほかには、一升瓶のみりん、低温調理器、バーミキュラなどを収納。理に適う収納になったと満足しています。

水切りかごの置き場所は、夫のアイデアでうまい具合に収納できました
わたくしは水切りかごを使う派です。ゴミ箱や洗剤類同様、見た目はアレだけど本当は出しっぱなしにしておきたい、そういう台所用品です。
そこでレンジフードの横にプレートを設置、使い終わったらその上に片付けられるようにしてもらいました。
リビング側の視界から存在を隠し、なおかつ台の上をスッキリさせることができるのでつけてよかった!!の機能です。
水切りかごを載せても少し余裕があるので、水切りネットを収納した細長いかご、食洗機用の液体洗剤、重曹水を入れたスプレーも置いています。どれもすぐに使えるので便利です。
ステンレスの板と超強力磁石を使った調味料置き
夫の提案で、端材のステンレスを使って調味料の置き場所も作ってもらいました。
ステンレスの板は固定せず、とても強力な磁石で壁に設置。力が強いので安定感があります。
ふたつの大きさを用意し、塩、黒こしょう、ステーキシーズニングの置き場に。
問題は、うっかり壁に磁石だけを残してしまうと、磁石の力が小粒なのに強力すぎて、剥がすのにとても苦労すること。
なので掃除の際はかなり慎重に取り外しています。笑

後悔したこと、次があるのなら改善したいこと
最後は使ってみて初めてわかった、こうすればよかった、ということをまとめます。
こうすればよかった、は大きく 3 点。
- ガスコンロ部分だけが高い、そこだけ下げたい
- 収納が足りない(夫)、一方では開放感があるので気に入っている(わたくし)
- どうしても水がはねる
こちらも、以下に解説します。
ガスコンロ部分だけが高い、そこだけ下げたい
これは、カウンター高さのお話です。だいたい、キッチンのカウンターというのは高さが同じだと思います。わが家は 90 cm で作りました。
洗い物をする、食洗機に物を出し入れする、野菜などを切る、ボウルで材料を混ぜる、などといった作業はまったく問題ありません。
でも、フライパンで炒める、鍋で煮る、といった火を使う作業のとき、カウンターが高くて使いづらさを感じるのです。
特に寸胴のような深さのある鍋を使うときはそう感じます。
以前、夫の友人宅にお邪魔した際、キッチンを見せてもらうとガスコンロの部分だけ高さを低くして作ってありました。
なるほど、オーダーなのだからコンロの部分だけ低くしてもらえばよかった!と思ったものです。
見た目は段差がないほうが美しく見えると思いますが、ここは機能を重視したいところです。
やっぱりどうしても水がはねる
水栓、今までずっと水はねが気になっていました。で、家を建てるのならば水のはねない水栓にしたいけれど、使ってみるまでは分からないなぁと思っていました。
そして、結局今回も水はねします。むしろ、よくはねます。笑
ショールームで実際に使ってみたときは問題ないと思いました。
ただやはり、手に水を当ててみるだけで判断するのは難しかったようです。
今回は水栓の出口から、シンク面までの落差があるのも要因のひとつではなかろうか、と考えています。
収納スペース確保と解放感のせめぎ合い
良かったことでも書きましたが、いろんな機能を詰め込んだので、収納を犠牲にしました。
当初、夫はこんな風に
頭上部分にも収納を付けたいとの案を出していました。
しかし、頭上の収納は使いづらいこと、解放感を優先したいこと、というわたくしの主張を認めてくれました。
ですので、わたくしにとってはお気に入りポイントですが、夫にとっては後悔ポイントであると言えます。
最終的にはリビングの扉を開ければこんな風に解放感のある雰囲気に仕上がったので、夫に大感謝です。

以上になります。ヽ(・∀・)ノ
毎回どうしても長くなってしまいますね。ついつい、あれもこれも書いておきたくなって長文になってしまいます。汗
ここまで読んでくださり、心から感謝いたします。
そんなわけで、この記事がオーダーキッチンについて知りたい方の一助になれば幸いです。