国立新美術館『草間彌生 わが永遠の魂』展と、GINZA SIX へ。

つい先日終了してしまいましたが、東京は六本木にある国立新美術館で開催されていた『草間彌生 わが永遠の魂』展 ( 2017.02.22 – 2017.05.22 ) に行くことができたので、その備忘録です。

前日には GINZA SIX へ。

2017年4月20日開業の銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」。241のブランドが集結し、世界でここにしかない特別な場と仕掛けを創発します。

オープンして数日後、そして金曜日の夕方ということもあって銀座の通りは大賑わい!でした。こちらでの目的は、とある日本ワインと、この作品と、ミュージアムショップ。

南瓜

「YAYOI KUSAMA POP UP STORE わが永遠の魂」という期間限定ショップがオープンしていたのでした。( 営業は 2017.05.16 で終了。)

ショップは小さな一角にあり、さらりと見て満足。草間氏といえば、の黒と黄色の南瓜の小さなレプリカがいいなぁと思いましたが、まあ、いろいろ思い、考え、断念。

『南瓜』の作品も売られていました。リトグラフとあったので、本物ということでしょうか。値段がとにかく高かった…。

ちなみに、フロアを見下ろすように飾られたこちらのオブジェ、『南瓜』のタイトルで期間限定の展示だそうです。

南瓜

東京から戻って知ったのですが、別の場所にチームラボの作品もあったとか!しまった!

で、翌日の土曜日に特別展へ。

オープンの 10:00 すぎには到着できたのに、チケット売り場も展示入口もすでに行列が。あわよくばスルスルッと入れるかな?と思っていたので、見通しが甘かったことを痛感。

ところで、わたくしはこの国立新美術館が好きなのですが、最寄駅のひとつである千代田線乃木坂駅からのルートを含めて、好きなんです(何の告白?)。

地下鉄から美術館に直結している出口があり、そこを出ると特別展のチケットを手売りしていることがあるんですね。美術館のチケット売り場は混雑するので、という理由で。

前回訪れたのはダリ展のときで、この簡易チケット売り場で購入してから向かったところ、確かにチケット売り場は大行列!すんなり中へと入ることができました。

でも今回はまさかの、お店を出す準備中…。ミュシャ展のチケットは売っていたのに…。なので、今回はチケットを並んで買いました。

展示入口もすでに入場規制がかかっていましたが、チケット売り場も入口も、どちらも思いのほか早く中に入ることができたのが救い。多分、10 分も待たなかったと思います。

なぜ一度にたくさんの人が入れるのだろう?と思ったら、それはだだっ広い展示スペースがあったから。

わが永遠の魂

今回の展示はこのひろーいスペースを中心に構え、残りは小さなスペース的通路に区切られたようなレイアウトになっていました。で、ここは携帯電話とスマートフォンによる撮影が可能。カメラ、三脚、フラッシュ、自撮り棒が禁止されていました。

壁一面に、連作「わが永遠の魂」が約 130 点。

たくさんの作品が並ぶ中、定番の水玉模様や南瓜を描いたパネルもよかったのですが、わたくしが心惹かれたのはこちら。

幸福の姿

2 枚の作品をまたいで撮ったものです。
オレンジ色の 1 枚に描かれたゆるい笑顔たちがいいなぁと。タイトルは、

幸福の姿

『幸福の姿』。草間氏にとっても、たくさんの人、たくさんの笑顔が並ぶ様子はやはり幸福なシーンなんだなぁと解釈いたしました。

この部屋を出て順路の看板に従って先へ進むと、いたるところで人のかたまりや大行列が。大きなスペースをとった弊害ですな。

展示は初期の絵画あり、立体作品あり、映像作品あり、出版物ありと盛りだくさんな内容で、全部は観きれないと悟り、見たいものだけに絞ってまわりました。

中でもよかったなぁと印象に残っているのが 2016 年作の『南瓜』。南瓜多いですね。

で、この南瓜はタイルで描かれており、日光を浴びてキラキラと七色に光るさまがキレイでした。家に飾って眺めていたい、そんな落ち着きと美しさでした。(´ω`*)

もうひとつは『生命の輝きに満ちて』という作品。たくさんのカラフルな LED ライトと、鏡で構成された、真夜中のミラーハウスのような部屋の中を歩いて観覧。

まるで星屑の世界に身を沈めているような幻想的な空間でした。行列ができ、係員さんの誘導があったので歩みを止めることはできなかったのですが、できることならしばらくその場にいたかったなぁ。
(リンク切れでなければ、こちらのページで作品が見られます。→ )

そうそう、多くの作品名の下のところには「ミクストメディア」と書かれているのに気付き、最近ちょいちょい現代アート関連で聞く言葉だな~と思って簡単に調べてみました。

ミクストメディアというのは「複数の技法や材料でできた作品」ということなんだそう。なるほど。いろんなものを使って作品を仕上げるから、書ききれないのかしら。( ̄m ̄*)

ちなみにこちらも「ミクストメディア」とのことでした↓

草間彌生

自分なりに作品を堪能し、展示出口からのミュージアムショップに足を踏み入れると、人、人、人!商品を見るどころか、まともに前へと進めないではないですか。(꒪∆꒪;)

なんとか人をかき分けかき分け外に出てみたら「レジ最後尾 待ち時間 30 分」と!
会計するのに 30 分かかるとか!(꒪∆꒪;)(꒪∆꒪;)

そういえば、会場外に大きな南瓜のオブジェや(撮影可能場所のひとつ)、大小さまざまな丸いシールを部屋の好きなところに貼るという参加型のアート作品もありましたが、人が多いし疲れたしでぼんやりとスルーしました。

とにかくここまで人に溢れる国立新美術館は初めてで、展示を含めて驚きでした。

* * * * *

こんなにもたくさんの人の心をつかむ魅力と、一方で友人や夫のように「(別フロアで開催されていた)ミュシャ展を観たい…」という意見もある中、ではわたくしはどこに惹きつけられているのだろうな~としばし考えた結果。

目に入る分かりやすい美しさとして「鮮烈さ」「秩序」にまず目を奪われ、そして「闇」をどこかで感知しているのかな、と。

すごく伝わりやすく、あけすけに、臆すことなくダークな部分を表現している所に魅力を感じているんだろうなぁ。

人間って自分を良く見せようとして、傷つくのが怖くて、うわべを取り繕ったり、本心と違うところを言ってみたり、そんなこと多々だと思うのですが、そういうのが一切感じられなくて。

心の奥深くのドロドロとしたところ、普段はフタをして見ないようにしているところ、そんなところと共鳴して、何かを感じている人が少なからずいるんじゃないのかな。

誰もが目を背けたいであろう闇の部分をも芸術の域まで昇華させ、今なお新しい境地を開拓しようと寸暇を惜しんで奮闘する草間氏に敬意を表して、終わります◎

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