シチリアで出会った魅力的な人たち【前編】

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シチリアでは、たくさんの魅力的な人々に出会い、助けられて旅を続けることができました。

イタリア人といえば、明るく陽気なイメージが強かったのですが、シチリアの人たちはそれに加えて親切であり実直であり素直な人も多かったと思います。まるで、昔の日本人のような。

そして何より、誰とも比べられない「その人だけの魅力」を放っている人が多かったから、だからわたくしの脳裏には素敵な人たちの住む素敵な場所としてシチリアがインプットされたのだと思います。

旅先で出会った、そんな魅力的なシチリア人をざざっとご紹介、というか備忘録です。

載せきれなかった写真とともに、どうぞ。

カターニアのレンタカー屋のお兄さん

シチリア到着後、最初にじっくりと話をした人といえば、レンタカー屋のお兄さんです。

日本語でも数字の話は苦手なのに、さらにはイタリア人の話す英語ということで四苦八苦。まあ、英語圏の人が話しても同じくらい苦しんだとは思いますが。

首をかしげながら、頭をひねりながら話を聞くわれわれに、何度も、そしてゆっくりと、言い含めるように、さらには紙にあれこれ書きながら、ベストな提案をしてくれました。

話の通じなさにもどかしさやいらだちもあったのかもれしませんが、終始物腰やわらかく、ほどよい笑顔で対応してくれたお兄さんに感謝。

最初の宿の管理人 A 氏

飛行機の遅れ、慣れない運転と迷路のような街をさまよい、時間も遅れて、疲れ果てたわれわれを笑顔とノリの良さで迎えてくれた A 氏。最初こそ、その軽さに救われましたが、チェックアウト時は足をすくわれるという結果に。笑

でも彼のおどけるようなしぐさや、人懐こい笑顔に人当りの良さがにじみ出ていて、なんとも憎めない気持ちになり「いいよいいよ、彼なら」と、最終的にはいい思い出になりました。まあ、なんとかなったからでしょ、という説もありますが。否定はしません。笑

話しやすい人で英語で会話ができたので、とても助かったのは紛れもない事実です。と、彼の名誉のためにも。( ̄m ̄*)

作家さんの屋台

カターニアのオステリアで働くスタッフの面々

日本ともつながりがあるお店「オステリア・アンティカ・マリーナ」。シチリアで最初におどおどと入ったお店での食事でしたが、おいしさに大感動しました。

スタッフの皆さんはくるくると忙しなく働きながら、お客さんたちともコミュニケーションを取り、何度も鳴り響く電話にもにこやかに対応。夜はテイクアウトの希望に対して柔軟に応えてくださり、ますます株がアップ。

若干、観光客慣れした感はありますが、きびきびとしながらも優しい雰囲気が気持ちのよい方々です。ワインセラーに入り浸れる常連客になりたい。笑

カターニアの猫

カターニアのワインショップのお姉さんとおじちゃん

象の噴水が目印のドゥオーモ広場にあるワインショップ。何気なく入ってみたのですが、お姉さんに出会えてよかった!と偶然に感謝したのでした。

モディカチョコやお菓子などを試食させてくれて、そのときに気に入ったのがピスタチオペースト。シチリアを一周してそれが一番よかったので、2 度目の訪問で大量購入(といっても 10 個ほど)しました。

ワインについても詳しく教えてくださってお姉さん一押しのワインを購入。それをたまたまマルサラで飲んでおいしさに感激。2 度目のお店で追加購入したワインはまだ大切に保管中です(1 本はよくワインを頂く親戚へ)。

最初に訪れた夜、冷えたワインはあるかと聞けば、近くの姉妹店に連絡して届けてくれるという迅速かつ機転のきいた対応。おかげさまで美味しいワインとともに、楽しく寛げる夜を過ごすことがきました。

2 度目の訪問ではおすすめレストランも聞いてみたり。オーナーなのかお父さんなのか、お腹のおっきなおじちゃんと一緒になって、ここはどうだあそこはどうだとまるで自分のことのように考えてくださる。

さらにはおじちゃん、ちょっと物騒だからバッグとカメラはこういう風に抱えなさいと夫のカメラの持ち方を変えたりなど、まるで親のような世話の焼きっぷり。おしつけがましくなくて、ほんとにこちらを気遣ってくれているのが分かるんですよ。(●´艸`)

さらにさらに、お店で困ったらこれを渡しなさい、とお店の名刺に名前まで書いてくださるおじちゃんの人のよさ。

その夜は、無事に教えてもらったお店で食事にありつけたので名刺の出番はありませんでした。でも、おじちゃんとお姉さんの優しさと気遣いが嬉しくて、いただいた名刺は大切に保管してあります。

カターニア

カターニアの CD ショップのお兄さん

ひょろりと背が高く、くりくりとした大きな目が印象的だったお兄さん。はじめはこちらのカタコト英語が通じなくて焦りましたが、要望が伝わるとあれやこれやとテンション高く、楽しそうにたくさんのイタリア音楽を聴かせてくれました。

最初は開封済みの CD を聴かせてくれたのですが、次に出てきたのは新品の CD 。ためらうことなくバリバリとビニールを割いて、CD をセット。ノリノリで「これは?」と反応を求めてきたときは戸惑いすぎて「あ、あぁ…いいですね。」という、当たり障りのない受け答えしかできなかったわれわれ。

そんなわれわれを見て、いまいちな反応かと思った彼は「じゃあ次は…」とまたも新品の CD を取り出してきたので「まてまてまて!」と。

YouTube とか、そんなんでいいから、と言うと「OK!」とノート PC を取り出してそれをスピーカーにつないで試聴再開。お兄さん、一緒になって歌ったり体を揺らしたりと、仕事なんでしょうけど、仕事しているようには見えませんでした。いいなぁ。

で、何人かのアーティストの曲に耳を傾けながら購入する CD 選び。結果、最初に聴いたもの、途中で気に入ったもの、合わせて 3 アーティストの CD に決定。

ちなみに最初の CD はそのまま中古品をお買い上げでした。在庫がないのか気にしていないのかは不明。まあでもいっか、となってしまう、シチリアの不思議。笑

お兄さんにたっぷりと感謝の意を伝えお店から出ると、店内の音楽がそのままお店の外でも大音量で流れていたという罠。

なんだそれー!自由すぎる。突然音が切れたり(CDを変えるから)、無音になったり、果ては YouTube の音声がアーケードにダダ漏れだったとは…。なんかもう、可笑しくて可笑しくて夫と大笑いでした。

photo by 夫

photo by 夫


ラグーサのホテルオーナーと鍵を開けてくれたおっちゃん

シチリアで最も御恩を感じている人といえばやはり、ラグーサで利用した宿のオーナー。件の、スーツケースの鍵紛失事件のお話。

静謐なバロック都市ラグーサで、人の温かさに救われました。
ラグーサは世界遺産だらけといいましょうか、遺産の名称が「ノート渓谷のバロック都市」なので...

パッと見た感じ、わたくしと同世代風のオーナー。中肉中背でメガネをかけており、物静かで品の良さが漂う風格。英語が堪能で来日経験もあるらしく、日本のことを多少知っている模様。

終始冷静だったオーナーは「この人なら、なんとかしてくれそう」というなんだか頼れる感がにじみ出ていました。実際、なんとかなりましたし。

スーツケースを開けるために奮闘してくれたのは、その場に居合わせたおっちゃん。外国の木こりか大工か、はたまたカーネル・サンダースおじさんか、という体格がとても頼れそうでした。…が、実際はコメディーのような結末でした。笑

おふたりともとても親身になってくださって、どうしたらこちらが猛烈に感謝しているという今の気持ちが伝わるのか、英語もイタリア語も話せないもどかしさでいっぱいになるほどでした。

詳しくは、ぜひラグーサ編を。長文で読むのが大変かもしれませんが…。

後編に続きます◎

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