行ってよかった!遺跡編【アグリジェント, セリヌンテ, セジェスタ, タオルミーナ】

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ご無沙汰しておりました。イタリアのシチリア島から帰国しまして、帰宅後は洗濯や片付けに追われ、ようやく...

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※11/14 追記。
タオルミーナで訪れた遺跡が抜けていたので内容を追加しました。

ちょっと話は飛びますけど、今回は遺跡についてまとめます。

シチリア島へ行くことになって知ったのは、たくさんの古代遺跡が残されており、観光地としてメジャーであること。数は不明だけど規模の大小を無視すれば、島全体にバランスよく遺跡がある感じ。

さすがに全部は網羅できないし、どちらかというと遺跡の観光はオマケ的に考えていたので、いくつかピックアップして訪れることにしました。

というわけで、選んだのはこちらの 4 箇所。

地図の下から反時計回りに、アグリジェント、セリヌンテ、セジェスタ、タオルミーナという場所になります。訪れたのもこの順番です。

まず訪れたアグリジェント。ラグーサからの大移動になりました。到着してみれば、そこは遺跡がメインの場所で他には何もない地域(街は少々離れた所に)。

遺跡群という名にふさわしく、数多くの神殿などが点在し、州立の考古学博物館もあります。遺跡や考古学の好きな方にはたまらない場所なのではないかと。

ちなみに、遺跡の敷地間近に泊まることも可能です。スーパーお高い 5 つ星ホテルですが。夜はライトアップも見られるとか。

で、われわれといえば。

photo by 夫

photo by 夫

遠くから写真を撮って、またも駐車場問題でちょっとイヤな思いをしながらちょっとイマイチなお昼を食べ、アグリジェントを後にしました。

アグリジェントをスルーした理由はいくつか。

・広すぎてよく分からない
・人がたくさんおり、これこそ観光地!という雰囲気がなんかヤダ
・暑い、とにかく暑い!日差しが半端ない
・意外と時間が押している
・トイレ行きたい

こんなところ。

この日はとても暑くて、そして空気は乾燥していて、あたりはまるで砂漠のよう。

お昼で意気消沈していたこともあって何だか元気もなくなってしまい、そんなときに砂漠(ではないけど)を歩き回る気力があるはずもなく。ここは諦めて次の遺跡を目指そうということになりました。

またしばらく車を走らせて到着したのはセリヌンテ。

アグリジェントではピーカンでカラカラな天気だったのに、こちらはどんよりとした曇り空。ともすれば肌寒いくらいの涼しさ。車で 2 時間走ったくらいなのに…天気と気温の変化に驚きました。

セリヌンテの駐車場はコンクリートで舗装された立派なものでした。トイレに寄って、いざ遺跡へ。

photo by 夫

photo by 夫

どーん。

いや、遠くに神殿を目にしながらてくてく近づいていくので、突如として現れることはないんですけど。少しでも迫力をお伝えしたくて。

ここは人もまばらで見やすい!もちろんそれなりには観光客がいるんですけど、程よい感じ。人のたくさんいる場所が苦手なわれわれにとってはパラダイスな遺跡でした。

中はこんな感じ。

photo by 夫

photo by 夫

よく見るとかなり修復されており、新しい部分と古い部分の違いがよく分かりました。

遺跡のことを記した本には、紀元前 5 世紀の再建、1950 年代の再構築、とあります。

時間が遠すぎて壮大すぎて頭がクラクラしますけど、どんな風に使われてたのかなぁなんて考えると、なんだか自分が不思議な場所に立っている気分になりました。

あたりにはプルメリアが。

プルメリア

暑くて湿度のあるリゾート地に咲いているイメージが強いので、涼しい砂漠(ではないけど)に咲いているこの違和感よ。

いや、さっきまでは暑~いところにいたんですがね。

で、この遺跡も広いので、敷地内のもうひとつのハイライトには車で移動。

車から降りて小高い丘をてくてく登って行くと…

photo by 夫

photo by 夫

また神殿!

そしてここで小雨に遭いました。すぐ止んだのでよかったですけど、ちょっと肌寒かったです。

海も見えて絶景かな。うむ、よいのう。

photo by 夫

photo by 夫

このセリヌンテは謎の多いところで、建てかけの神殿もあれば、神殿の円柱を切り出す採石場は作業を中断したまま放置されていた様子がそのまま残っています。

いろんな勢力に支配されてきた歴史がありますから、このときも何か特別な事情があったんでしょうね。もし外敵なら、そのまま使ったりしそうなものだけど。ほんと謎。

photo by 夫

photo by 夫

写真真ん中よりやや左に、最初に到着した神殿が写っているの、分かりますか?

まーとにかく行くとこ行くとここんな感じでアップダウンがあって、だだっ広いわけで。

そりゃよく歩いてよくお腹も空きますわ。

翌々日。

この日はセジェスタへと向かいました。

セリヌンテがとても楽しかったので多少の期待はしつつも「まあでもそうは言っても遺跡は遺跡。似たようなものかなぁ。」という思いも抱きつつ行ってみれば。

一番良かったのは、このセジェスタです!と断言できる素晴らしさでした。

天候に恵まれたのも大きかったと思いますけど。

セジェスタの駐車場は大きくたっぷり確保されていて、分かりやすかったのも良かった。笑

低い場所に神殿、高い場所に劇場があり、ふたつはまたもや離れた場所に位置します。自家用車で行くことはできず、バスか徒歩での移動のみ。バスは往復 1.5 € 。

高低差が数百メートルある 1.2 km を歩くという選択肢は頭になく、迷うことなくチケット購入。まずは劇場へと向かいました。

ここは遊歩道も綺麗に整備されておりまして、まず現れたのは

photo by 夫

photo by 夫

何やら調査中、もしくは研究中の場所。

石

すべての石に印がつけられています。

そして見よ、この絶景。

photo by 夫

photo by 夫

なんて気持ちのよい場所なんでしょ。

高い場所って行くのが大変だけど、こういうところに何かを建てて見晴らしを楽しみながら住みたくなる気持ちはすごくよく分かります。

そしてまた怪しい東洋人が夫の視界に入って、

photo by 夫

photo by 夫

「ちょっとどいてもらってもいい?」と言われながら歩を進めると、

photo by 夫

photo by 夫

劇場が出現!

これまた絶景!

先ほどの場所よりも、さらに気持ちのよい場所でした。空気の澄み方が、シチリアに来てからピカイチ。

インドの秘境、ラダックに行ったときのような爽快感です。

ラダックは行くのも大変なら、空気の厳しさというか孤高で荘厳な雰囲気をビシバシ感じましたけど、ここはそれをだいぶマイルドにして親しみやすくしたような空気感。解放感が強いからかな。

photo by 夫

photo by 夫

なんかもう、この観客席にずっと座って、心地よさをずーーーっと噛みしめていたかったです。

日差しは強かったんですけど、ひんやりとした風がけっこう強く吹いていて。日差しだけでは暑かったでしょうし、風だけだと寒かったでしょうし。

「過ごしやすい」とはまさにこのことかというほどの、お手本のような丁度よいバランスの気候でございました。

まだまだここにいたかったけど、次の予定もあるので泣く泣く下山。

photo by 夫

photo by 夫

眼下には神殿が見えます。

photo by 夫

photo by 夫

あーあ、下界に戻ってきちゃった。

そうそう、左側の建物でチケットやバスの券、食事も買えます。お昼はここで買い、右端の松の木の下にあるテーブルで食べました。

そのお昼の前には神殿へ。

photo by 夫

photo by 夫

先ほどのお店から 200 m ほどの近さ。

どどーんとあります。こちらもかなり修復されております。大切なことと理解しつつも、足場や補強が見えるとちょっと萎える。

photo by 夫

photo by 夫

後ろからも。

まあ、わたくし的には劇場がピカイチでしたので、ここは「ふーん」という程度で拝見。もしくは、駐車場やお店から近すぎてありがたみと感動が湧いてこなかったのかな…。

ちなみに、日を経るごとにわたくしの撮った写真が減っているのは、慣れないカメラのマニュアル操作でいい写真が少ないから、という理由でございます。

いい写真が撮れない → 夫に撮ってもらう → 夫に任せて写真を撮らなくなる → 腕が上がらない → 最初に戻る…という負のループ。

いいんだ、これから練習するから。ヾ(`ε´)ノ

話を戻しまして、ここでも野良猫発見。

セジェスタの野良猫

ちょっと顔はブサちゃんですけど、綺麗な色で毛がツヤッツヤ。…もしかして飼い猫?

セジェスタの野犬

でも野犬もいるし。最初はお店の看板犬かと思いましたけど、そうではない様子。

観察していると、とてもおとなしいことがわかりました。でも体が大きいので、こっちに近づいてくると腰が引ける。

何より、外のベンチで食べているときのプレッシャーがすごい。足元でじーっと待っているんです。慣れているのか、諦めも早かったのが救いでした。

そして最後はタオルミーナのギリシア劇場。

そもそも、計画段階でわたくしが訪れたい遺跡のひとつとして挙げたのですが、その後の準備に追われ自分で行きたいと言ったことも忘れる始末。

タオルミーナ到着翌日、さも今知った観光地かのように訪れました。

photo by 夫

photo by 夫

なんとこちらは、現在も使われている現役の劇場なのです。夏になると、演劇やコンサートなどのイベントが催されるのだとか。

シチリア島第 2 の規模を誇る古代劇場で、れんがの様子からローマ時代に改築されたことがうかがえるとのこと。

われわれが訪れたときは高校生の社会科見学らしき団体と、その他観光客。

前日は閉場時間近くに訪れてたくさんの人がいたのもあり、翌日来ることに。空いている時間帯を狙って、オープンする 9:00 すぎに到着するよう向かったところ、適度な混み具合で快適でした。

びっくりしたのが、中国人らしき女性がひとり、声高らかにオペラ風の歌を披露していたこと。突然ステージ付近で声が聴こえ、しばらくオンステージ状態。劇場なので、音も綺麗に響いておりました。

歌い終わったあとは周りの観光客からの拍手とアンコール。実際、とてもお上手でしたが、日本人にはなかなかできない芸当だなぁ…と思った瞬間でした。

劇場は小高い場所にあるので、タオルミーナの絶景も楽しめます。

タオルミーナ

この日はやや曇り空でしたのでちょっと写真がアレですが、青い空ならそれはそれは素晴らしい絶景が拝めることでしょう。

…とまあ、こんな感じでシチリアの遺跡を 4 つ、楽しみました。

アグリジェントは中を見ていないので偉そうなことは言えませんが、観光客の多さを考えると一番 “行くべき” 遺跡なんじゃないでしょうか。

でもわたくし的には、セジェスタの劇場が一番おすすめ。というか、わたくしがもう一度行きたいです。

今度はもっとたっぷりと時間を取って、観客席に座ったり、遠くを眺めたりしてひたすらその場に溶けこんでいたいなぁ。(´ω`*)

そして最後に追加。訪れた遺跡はすべて有料でした。セリヌンテもセジェスタも 6 € (駐車場、バスは別)。アグリジェントは 10 € のようです(by 地球の歩き方 南イタリアとマルタ)。

タオルミーナのギリシア劇場は 10 € でした。参考までに。

次回からは、訪れた街ごとの話に戻ります。

続く。

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