奈良へ行ったときの話をもうひとつ。前回の話はこちら。
おいしい紅茶でぜいたくなひとときを過ごしたあとは奈良公園へ。目的は鹿たちを間近で見ることと春日大社に行くことでした。
奈良公園に行った最初の数回は必ず鹿せんべいをあげていたのですが、最近は見るだけになっています。
というのも、ほしい場所に鹿せんべいが置いてないから。
広い公園をうろうろしていると何頭か「この子はかわいい!」という鹿に遭遇します。そして、そんな鹿たちは大抵控えめ。
「このおどおどしている幼気(いたいけ)な鹿たちにせんべいをあげたい!」と思うのですが、そういうポイントにある鹿せんべいのカゴは大抵カラだったりするのです。
鹿せんべいを売っているおばあちゃんがいるあたりは積極的な鹿たちがたくさんなので、なんとなくそういうところ以外の場所であげたいのです。
ひねくれていますか、そうですか。
鹿の子模様の鹿たちがたくさんいました!
まあ、そんなこんなで人気の少ないところを選んで歩いていたら、バンビもいました!
小鹿かわいい…。
この白い斑点、昔は小鹿にだけ現れるものだと思っていたのですが、小鹿・親鹿、オスメス関係なく夏毛だからこその模様と知ったのはごく最近のことです。知らなかった!
余談ですが、和柄に「鹿の子模様」ってありますよね。この柄だって御存知でした?
画像出典 : 和柄/鹿の子文様/鹿の子模様/模様素材/背景素材/柄素材
わたくしは「鹿の子模様」という言葉と、この柄が一致していませんでした。昔、お手玉や千代紙でよく見たなぁ。
奈良公園内に沢が出現!
ひさしぶりに訪れてみたら、沢ができていて驚きました。(今までもあったけれど気づかなかっただけ…かもしれない。ただ、明らかに新しく整備されていた水場はありました。)
水おいしいねぇ。
この日の日差しは痛いほど強く、炎天下でぼーっとしていたらすぐに熱中症になりそうな暑さ。こういう場所ができていてよかったなぁとほっとしました。
平日に工事していると思われる場所もあり、引き続き公園の整備が行われるみたいだなと推測。
うめー。
なお、カメラのアングルを変えて、さらに引いて見るとこんなかんじ。
観光客もいっぱいです。アジア人だらけ。
鹿たちの様子がこれまでと違う!と驚いたこと
今回いくつか驚いたことがあって、一番びっくりしたのは鹿が人慣れしていたことです。
昔は鹿せんべいを持っていない人間が近づくと蜘蛛の子散らすようにサーッと逃げていったような記憶があるのですが、平気で人に撫でられている鹿がいたのです。それも複数。
人に慣れている鹿がいたのは東大寺側の、もっとも人で賑わっているあたり。ぼーっとしたような顔をして、警戒心あるのかしら?と心配になるほど。
わたくしも撫でてみたいなぁと思ったのですが、触っていいものかどうか迷ったので今回はやめておきました。(調べてみたところ、触っても問題ないそうですが、蹴られたりすることもあるので注意するようにとのこと。)
もうひとつは鹿のものとは思えない、とても大きな落し物(排泄物)がところどころにあったこと。鹿せんべい以外のものを食べているのか、はたまた熱中症でお腹を壊しているのか…。
例えば犬などのほかの動物かな?とも思ったのですが、そんなことを考えているときに排泄の瞬間を目撃してしまったので、鹿に間違いありません。
暑さによる一過性のことならいいんだけどな…と思いながら奈良公園を後にしました。今度行ったときは、もっと安心して鹿を見られるといいなぁ。