[旧ブログ “うつくしきものたち。” 過去記事]
前回記事で “きのぴーちゃんにもらったビニール製の花器も使いたいところ。” と
書いたらば、すぐにそんな花材がやってきました!
花材はこちら、自由花のお稽古の余り。
赤とも濃いピンクともいえるような強い強い色のガーベラ、
淡いピンクのスターチス、そして黄緑色の葉が美しいリキュウソウ。
リキュウソウは漢字で書くと利休草、文字の通り茶花(お茶席に飾られる花)として
よく使われますが、いけばなではあまり用いられないとのこと。
しかし、アレンジでよく使われるためか、
最近は自由花の花材としてちょくちょく入ってくるようになりました。
なので、わたしとしてはいけばなで馴染み深い花材のひとつになりつつありますが。
で、なぜこの花が花器にぴったりだ!と思ったのかといえば、
すべての花材に黄色が含まれているから。
ガーベラの花芯、スターチスの花(ピンク色の部分は苞(ほう)と呼ばれるもの)、
そしてリキュウソウは全体的に黄色みを帯びています。
もうひとつ、このガーベラの鮮やかな色がとても主張しているので、
花たちが強めのグレイに負けることなく、
ちょうどよくバランスがとれている状態になっています。
そんなわけで、このイエロー&グレイというちょっと合わせるのが難しい?と
思える色の花器にもしっくり合っているというわけです♪
もう少しアップにするとこんなかんじ。
自分でもなかなか、と思えるものに仕上がったので、
部屋で視界に入るたび、ニコニコしています◎
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※この記事は 2012/08/06 に旧ブログにて「ぴったりの花」のタイトルで
アップしていたものを加筆・修正して再アップしたものです。